国連開発計画とシティ・ファウンデーション 社会変革を目指す若者向け起業支援活動「Youth Co:Lab Japan 2025」を開催

2025年12月17日
Grid collage of diverse conference attendees and speakers.

English

国連開発計画(UNDP)とシティ・ファウンデーションは、持続可能な開発目標(SDGs)達成を目標とし、若者による社会革新や起業を支援する活動「Youth Co:Lab(ユース・コーラボ)」を7年連続で開催しました。ユース・コーラボは、2017年に設立以来、アジア・太平洋地域で、若者による社会革新がSDGs達成の鍵であると考え、政府や市民社会、民間セクターを含む起業家エコシステムの強化に取り組み、若者が社会課題に挑む革新的なビジネスを支援しています。

2025年に実施した活動として、10月11日に、「 Youth Co:Lab 日本ダイアローグ 2025 in 北海道 ~地域から世界へ 社会起業が広げるSDGsインパクト~」 を小樽商科大学と共催し、北海道未来創造スタートアップ育成相互支援ネットワーク(HSFC)および日本政策金融公庫の後援を受けて、札幌よりハイブリッド形式で実施しました。

イベントの基調講演では、日本政策金融公庫の大久保裕子氏より、日本の社会起業の最新動向について講演いただきました。SDGs につながる地域発イノベーションをテーマにしたパネルトークでは、20代で起業されたトヅキ合同会社代表石川朋佳氏と、文部科学省アントレプレナーシップ推進大使 で、パナソニックITS株式会社代表取締役社長の田辺孝由樹氏から、地方創生への挑戦の現実とともに、「セレンディピティ(偶然の出会い)」をキーワードに活発な議論が行われました。対話の中で、ハジアリッチ秀子UNDP駐日代表からは、国内外に共通する社会課題と若者・社会起業への期待が語られ、産学官民連携による海外展開の事例も共有されました。 全体司会を務めた小樽商科大学の藤見佳奈枝 准教授のもと、イベントを通して大学・企業連携の実例や、「出会い」や「つなげる力」の重要性が強調されました。

11月20日には、SDGs起業家コンテスト「ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2025 歴代受賞者グランプリ~Demo Day~」を開催しました。7年目を迎える本コンテストでは、これまでの歴代受賞者を対象とした特別企画を実施。過去の受賞者32チームの中から選抜された7組 が集結し、事業の進化と未来へのビジョンをピッチしました。会場には、共催・協力団体をはじめ、産学官を代表する多様なゲストが参加。オンライン視聴者を含め100名以上が、熱気に包まれたピッチを見守りました。

受賞結果

  • 最優秀賞・CVC賞・観客賞: 株式会社 With The World(五十嵐駿太氏) 「世界中の学校をオンラインでつなぎ、誰もが教育を受けられる平和で多様な世界の実現」
  • 優秀賞・八千代 Future Impact賞: 株式会社 HAKKI GROUP(小林嶺司氏) 「地球上の信用格差を解消する挑戦」
  • チャレンジ賞: 株式会社 WAKU(姫野亮佑氏)「植物のストレス応答物質『グルタチオン』で食料安全保障を実現」
  • UNHCR賞・八千代 Future Impact賞: 株式会社 Dots for(外村璃絵氏) 「アフリカ農村部向けデジタルサービスハブ」
  • CVC賞: 株式会社 YOMY(安田莉子氏) 「絵本と対話で『伝える力』を育むオンラインスクール」
  • AWS女性社会起業家賞: 一般社団法人 Social Innovation Japan(Mariko McTier 氏) 「『給水』から始まる未来づくり」
  • 八千代 Future Impact賞: 株式会社 Darajapan(角田弥央氏) 「新興国AI×IT人材育成・就労支援 IMANI Hacking」

歴代受賞者グランプリ最優秀賞に選ばれた株式会社 With The World五十嵐駿太氏は、今回の受賞に際して「今回、最優秀賞という大変光栄な評価をいただき、心より感謝申し上げます。世界には学びたいと願っても教育にアクセスできない子どもたちが数多くいます。かつてスラムで出会った子どもたちが見せてくれた『学びたい』という純粋な眼差しが、私の原点です。With The Worldは、その思いに応え、国境を越えて若者同士が学び合い、共に未来をつくる教育の形を広げてきました。この受賞は、共に挑戦してきた仲間や世界中のパートナーの力そのものです。これからも、一人でも多くの子どもが希望を持って学び、お互いを認め合い、課題に対して働きかけていく社会を実現するため、挑戦を続けていきます。Youth Co:Lab ソーシャル・イノベーション・チャレンジをご企画・運営・協賛・協力くださった皆様、そして支えてくださったすべての方々に深く感謝いたします。 」と語りました。

本グランプリ戦では、東京大学、CVC財団/CVCキャピタルパートナーズ、アマゾン・ウェブサービス(AWS)、八千代エンジニヤリング株式会社と共催、UNHCR駐日事務所、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社からのご協力、文部科学省からの後援を賜りました。

受賞チームの特典は、Youth Co:Labアジア・太平洋地域の独自のネットワークを活用した研修参加権や、シティ、CVC、UNHCR、八千代エンジニヤリングによるメンタリング支援に加え、CVC賞・AWS・八千代Future Impact賞には賞金が授与されます。


Youth Co:Lab(ユース・コーラボ)について
国連開発計画とシティ・ファウンデーションの共催で、起業家エコシステムの強化を目的に、2017年にアジア太平洋地域で発足しました。若者がリーダーシップを発揮し、社会革新を起こし、起業家精神を持つことによりSDGs(持続可能な開発目標)実行の加速を目指す、若者向けのエンパワーメントプログラムを展開します。産学官民と若い世代を繋いで対話を促すほか、SDGsの達成を目指す社会起業家コンテストを開催。起業家エコシステム内の協力団体と連携しながら若者の21世紀を生きるスキル開発に取り組んでいます。
日本におけるユース・コーラボの詳細は、国連開発計画(UNDP)のウェブサイトおよびソーシャルメディアにて随時発信しています。https://bit.ly/YCL_TRO | Facebook & X & Instagram: @UndpTokyo

国連開発計画(UNDP)について 
UNDPは貧困や格差、気候変動といった不公正に終止符を打つためにたたかう国連の主要機関です。170か国において、人間と地球のために総合的かつ恒久的な解決策を構築すべく、様々な専門家や連携機関からなる幅広いネットワークを通じ支援を行っています。
https://www.undp.org/japan  | Facebook & X: @UndpTokyo 

シティについて 
シティは、国際取引を必要とするお客様のための卓越した金融パートナー、ウェルス・マネジメント分野のグローバルリーダーであり、米国市場で高く評価されているパーソナル・バンキング事業を展開している金融機関です。世界約180の国と地域において、個人、法人、政府機関などのお客様に、幅広い金融商品とサービスを提供しています。
www.citigroup.com | X: @Citi | LinkedIn: www.linkedin.com/company/citi | YouTube: www.youtube.com/citi | Facebook: www.facebook.com/citi 

シティ・ファウンデーションについて 
シティ・ファウンデーションは、経済的困難に直面する世界中の人々の生活の質の向上をミッションとした、シティグループの慈善基金です。ファイナンシャル・インクルージョン、若い世代の雇用、健全で活力に富む社会の実現などの取り組みに投資しています。シティグループの持つノウハウや社員のボランティア参加をフルに生かした活動を進めています。詳しくは www.citifoundation.com をご覧ください。

本件に関するお問い合わせ先
国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所(担当:天野)event.japan@undp.org

シティ・ジャパン コミュニケーション部門
03-6776-5112