低排出都市モビリティを通じたNDC達成に向けた官民連携

エクアドル・ベトナム・日本のナレッジシェアとパートナーシップ

2026年3月22日
Two riders in red shirts on a bright green motorcycle on a sunny street.
Event Details

2026年4月14日

15:30〜17:45(日本時間)

国際連合大学 エリザベス・ローズ会議場 ※ハイブリッド開催(対面・オンライン併用)

日本のモビリティ技術は、途上国の環境目標と経済成長をどう両立させるのか。

国連開発計画(UNDP)が主導する「Climate Promise(気候の約束)」は、パリ協定の目標達成を目指す世界120か国以上の途上国を支援する取り組みです。2025年のCOP30においても、各国の削減目標(NDC)の実現を支える現実的な枠組みとしてその重要性が改めて確認されました。

日本政府はこの活動を支える主要なパートナーとして、2021年以降、28の国や地域において気候変動対策の実務面での協力を行ってきました。なかでも急速な都市化に直面する途上国では、移動(モビリティ)の脱炭素化が最優先課題の一つとなっています。低炭素でクリーンな輸送システムの構築には、行政による施策に加え、民間セクターが培ってきた先進技術や現場の知見をいかに社会実装していくかが鍵を握ります。

現在、日本政府の支援を受け、エクアドルやベトナムでは、都市モビリティ戦略を具体化するためのパイロット事業が進行しています。例えばエクアドルでは、現地のトヨタ(Toyota del Ecuador, S.A.)とUNDPが連携し、官民共同での交通実態調査など現地のニーズに即した地道な取り組みが始まっています。

本イベントでは、専門家の基調講演に加え、二か国の事例共有、各国の官民代表者が登壇するパネルディスカッションを通して、現場の具体的な課題や、官・民・国際機関による現実的な協力の在り方を多角的に議論します。加えて、日本国政府・自動車産業が途上国の環境目標達成にどのように寄与し得るのか、潜在的なビジネスチャンスを探るきっかけにもつながります。

 

本イベントはこんな方におすすめです

一般の方含め広くご参加いただけますので是非ご参加ください。なお、以下の領域に関心をお持ちの方に特におすすめの内容となっております。

民間企業・グローバルビジネス担当の方
・途上国における次世代モビリティ市場の動向や、参入の足がかりを探っている。
・現地政府や国際機関(UNDP)との効果的な連携手法、実証事業の実例を知りたい。 
・自社の脱炭素技術を、現地の社会課題解決やNDC達成にいかに結びつけるか模索している。 

政府・自治体・公的機関の関係者 
・日本の環境技術・インフラ輸出を通じた国際貢献の実証事例を確認したい。 
・Climate Promiseにおける日本の支援の具体事例を知りたい。 
・他国の行政当局や国際機関との、多国間協力のベストプラクティスを共有したい。 

研究者・学生・一般の方 
・パリ協定の目標が、実際の途上国の都市交通でどのように「形」になっているのか、現場のリアルを知りたい。 
・国際協力の最前線における、民間企業と国連のパートナーシップに興味がある。

 

開催概要

開催日時:2026年4月14日(火)15:30~17:45

※終了後ビジネス交流会を予定しています(参加任意)

主催:国連開発計画(UNDP)

開催形式:ハイブリッド開催(国際連合大学エリザベス ローズ国際会議場/オンライン)

参加費:無料

使用言語:日本語(英語同時通訳あり)

参加登録:事前登録制

 

プログラム

15:30–15:40 開会セッション

  • 主催者挨拶(UNDP):キャシー・フリン UNDP政策・プログラム支援局プラネットハブ グローバルディレクター(ビデオメッセージ)
  • 来賓挨拶:大場 雄一 外務省 国際協力局 審議官(地球規模課題担当)

15:40–16:00 | 基調講演

  • 福士 健介 東京大学未来ビジョン研究センター センター長

16:00–16:25 | ケーススタディ 1: エクアドル -官民連携による都市モビリティ実証事業-

登壇予定:UNDPエクアドル、ガラパゴス特別県、トヨタ・エクアドル社

  • エクアドルの低炭素都市モビリティ戦略の概要について
  • トヨタ・デル・エクアドルとUNDPの覚書に基づく協力枠組みについて
  • 社会実証実験の設計・実施、および主要な教訓の共有
  • ハイブリッド技術を活用した今後のパイロット事業の紹介

16:25–16:50 | ケーススタディ 2: ベトナム -ホーチミン市における次世代の官民連携モデルの検討-

登壇予定:UNDPベトナム、ベトナム政府 建設省、ホーチミン市 建設局、ベトナム自動車工業会

  • ベトナム都市部におけるモビリティ課題
  • 日系自動車メーカー(二輪含む)との協力による社会調査
  • 2025年後半~2026年初頭に実施中の調査の初期結果(予定)
  • エクアドル事例との比較から見える示唆

16:50–17:40 | パネルセッション-官民連携で進める低排出都市モビリティの拡大にむけて-

  • モデレーターː インカ・マティラ UNDPエクアドル常駐代表
  • パネリストː
    • 行木 美弥 環境省 地球環境局 国際脱炭素移行推進・環境インフラ担当 参事官
    • ロムロ・アルマス エクアドル生産・貿易・投資省 イノベーション・持続可能生産性局 局長
    • クァン・ヴァン・ファム ベトナム産業貿易省 貿易局 副局長
    • 饗場 崇夫 トヨタ自動車株式会社 CN開発センター 環境エンジニアリング部 担当部長/パブリック・エンゲージメントグループ長

17:40–17:45 | 閉会の挨拶(UNDP)

  • ハジアリッチ秀子UNDP駐日代表

 

本取り組みについて

UNDPは、日本政府とのパートナーシップの下、開発途上国におけるパリ協定の目標達成に向けた「気候の約束(Climate Promise)」を推進し、各国の脱炭素化に向けた実務的な支援に取り組んできました。政府、民間セクター、国際機関の間での具体的な技術協力や知見の共有を促進することで、気候変動対策を現地の持続可能な経済成長や都市開発と結び付けることを目指しています。

本ダイアログでは、日本政府の支援による都市モビリティ分野での先行事例を共有するとともに、日本の自動車産業が持つ技術やビジネスモデルを通じて、低炭素で強靭な社会基盤の構築に向けた議論を深める機会を提供いたします。

 

登壇者プロフィール