開催報告「2026年 Youth Co:Lab アジア・太平洋地域サミット」in バンコク!

若者が未来を切り拓く10年の歩み

2026年7月14日
Group photo of a large crowd in a wooden auditorium with a stage and high beams.
Photo: UNDP

2026年6月29日から30日にかけて、アジア太平洋地域を代表する若手起業家、開発パートナー、政策立案者がバンコクの国連会議センターに集い、「Youth Co:Lab Summit 2026」が開催されました。

UNDP(国連開発計画)とシティ・ファウンデーションが共同で主導するYouth Co:Labは、今年で10周年を迎えます。この10年間で、若者がリーダーシップを発揮し、イノベーションを生み出し、事業を構築するあり方を大きく変えてきました。今年のテーマは、「若者主導のリーダーシップ、イノベーション、起業に向けたムーンショット」。このテーマには、「若者は世界の課題を将来引き継ぐ存在ではなく、すでに解決に取り組んでいる」という確固たる信念が込められています。

10年間で築かれたインパクト
これらの成果は、単発的な支援によって生まれたものではありません。
Youth Co:Labは過去10年間にわたり、若手起業家への直接支援に加え、起業を支えるエコシステムの強化や、若者の活躍を後押しする政策づくりなど、多面的なアプローチを継続してきました。
その結果、アジア太平洋地域の30の国・地域で以下のインパクトを生み出してきました。

  • 40万人以上の若者がプログラムに参加
  • 48,000人以上の若手起業家を支援
  • 4,000以上の若者主導のソーシャルビジネスの創出・成長を後押し。

こうした積み重ねが、各国・地域における新たな雇用や生計機会の創出、社会課題の解決、そして持続可能な地域づくりにつながっています。

実際に生まれている変化
その成果は、地域社会における具体的な変化として現れています。例えば、パキスタンの手話通訳プラットフォーム「DeafTawk」、インドネシアの女性向け太陽光発電事業「GAWIREA」、タイの「YoungHappy」「HOSTBEEHIVE」「Seed Journey」など、Youth Co:Labから生まれた事業は、雇用創出、所得向上、文化継承、環境保全といった幅広い社会課題の解決に貢献しています。

さらなる詳細に関しては、Youth Co:Labの10年間活動成果をまとめたレポート(英語)を、ぜひご覧ください。

報告書:Youth Co:Lab’s Ten Years in the Making (英語)

概要版Youth Co:Lab’s Ten Years in the Making (英語)
 

次の10年へ
サミット初日は、初日は10年間の成果を振り返り、若者支援の政策やパートナーシップについて議論が行われ、 2日目には若手起業家によるデモデイが開催され、社会課題解決策の発表と今後の展望について意見が交わされました。 なお日本からは、 金沢工業大学 の九州工業大学 の学生代表に加え、横浜市の職員の方々が参加されました。

Seven people on a stage posing in front of a colorful projection screen banner.

金沢工業大学 、 九州工業大学の学生代表と横浜市職員に皆様

Photo: UNDP

シティ・ファウンデーション COOのフロレンシア・スパンガロ氏は次のように述べました。

「Youth Co:Labは、この地域の若者から数多くのイノベーションを生み出し、その成長を加速する強力なエコシステムを構築してきました。この10年間の成果を誇りに思うとともに、テクノロジーやAIが仕事の未来を大きく変える中、若者の雇用可能性向上に向けた新たなソリューションを引き続き推進していきます。」

また、シティ・タイランドのナルモン・チワンクン氏は次のように語りました。

「10周年はゴールではなく、新たなスタートです。UNDPとシティ財団は一貫して包摂性と若者のエンパワメントを信じてきました。若者は未来のリーダーではありません。今日、この瞬間も社会を動かしているリーダーです。私たちは、若者がより良い未来に向けて飛躍するための発射台を提供し続けます。」

まだ終わらない挑戦

Youth Co:Labの10年間は、大きな成果を生み出してきました。しかし、アジア太平洋地域では今なお、5人に1人の若者が就業・就学・職業訓練のいずれにも参加していない状況にあります。だからこそ、この取組はまだ終わりではありません。拡大し続けるパートナーネットワークと、変革を担う準備のできた若い世代とともに、Youth Co:Labはこれからも、アジア太平洋地域のすべての若者が未来を切り拓くための機会、支援、そして主体性を得られる社会の実現を目指していきます。

Group photograph of a large, diverse crowd posing in a hall with a wooden ceiling.

各国の学生参加者

Photo: UNDP

本サミットは、UNDPとシティ・ファウンデーションが共同主催し、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)、英連邦事務局(Commonwealth Secretariat)、CVCキャピタル・パートナーズ、Microsoft、イスラム開発銀行(IsDB)、Tencent とのパートナーシップにより開催されました。


ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会 2026 募集(予定)のお知らせ 

2026年8月に、SDGs達成に焦点を当てたビジネスモデルやアイディアを競う社会起業家コンテスト「ソーシャル・イノベーション・チャレンジ 2026」への 参加者を募集する予定です。
選考を通過した個人またはチームは、最終発表(デモデイ)にて、ビジネスプランやアイディアをピッチします。コンテストで入賞するとパートナー企業からのメンタリング支援のチャンスがあります。  

応募案内は、国連開発計画(UNDP)のウェブサイトおよびソーシャルメディアにて発信しますので、ぜひフォローください。 
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