UNDP、ウクライナの地雷対策分野で退役軍人のキャリア形成を支援
2026年2月26日
キーウ発 – 国連開発計画(UNDP)ウクライナ事務所は、「地雷対策分野で就職し、キャリアを築く方法」と題するガイドブックを発行しました。 本書は、同分野の専門家を目指す退役軍人を支援するための実践的なツールとして作成されたものです。
本ガイドブックは、ウクライナ経済・環境・農業省の要請に基づき、日本政府の資金拠出を受け、NGOのFree People Employment Centreおよび国家プラットフォームのDemine Ukraineとの協力により制作されました。
キーウで開催された発表イベントには、中央政府関係者、地雷対策事業者、ならびに既に同分野で働いている退役軍人や、新たな職業として地雷対策分野への就職を検討している退役軍人が参加しました。
ユリヤ・キリロワ ウクライナ退役軍人省副大臣は、退役軍人の尊厳ある市民生活への復帰を支援するため、政府が一貫した政策枠組みを構築していると強調し、以下のように語りました。「最近採択された『退役軍人就労プログラム』は、単独の施策ではなく、研修・再技能訓練、そして国にとって優先度の高い分野における実際の雇用機会へのアクセスを統合した、体系的なアプローチです。 地雷対策は、ウクライナの安全保障、復興、そして開発にとって極めて重要な分野の一つです。 本日発表されたガイドブックは、退役軍人がこの分野への進路を理解し、人道的地雷除去を担う国家的な仕組みの一員として公共の安全と国家再建に貢献するための道筋を示しています」
ドミトロ・パンシン ウクライナ経済・環境・農業省 人道的地雷除去ユニット長は、以下のように述べました。「退役軍人は、地雷対策分野で働く上で特有の能力を有しています。 UNDPおよび他の関係者と共同で実施した研修を通じて、私たちはそれを実際に確認してきました。 さらに、雇用主は退役軍人の規律性、責任感、チームワーク、地雷リスクへの理解、手順を厳格に遵守する能力を高く評価しています。 本ガイドブックは、地雷対策に関する国家政策と、退役軍人の潜在力、そして地雷対策事業者が提供する雇用機会とを結びつける役割を果たします」
本ガイドブックは、地雷対策分野における雇用機会の概要、需要の高いスキルや能力の紹介、退役軍人が自身の経験を具体的なキャリアステップへと転換する方法を示す実践的なロードマップです。また、研修機会、求職戦略、履歴書作成、面接対策、新しい職場への適応に関する助言なども盛り込まれています。
イベントに参加したクリストフォロス・ポリティスUNDPウクライナ事務所常駐副代表は、強固な地雷対策システムの構築には先進的な機材だけでなく、人材が不可欠であると強調しました。「強靭な地雷対策分野の発展は、装備だけでなく、何よりもまず高度な専門性を持つ人材にかかっています。退役軍人は、この分野を大きく強化し、ウクライナの安全な復興と再建を推進する上で重要な、独自の経験と技能を有しています。」
本ガイドブックは、UNDPウクライナの公式ウェブサイトおよびDemine Ukraineプラットフォームで公開されているほか、今後は全国の退役軍人支援拠点や国家雇用サービスを通じて配布され、国内の退役軍人が広くアクセスできるようになる予定です。
UNDPウクライナ事務所は2019年以降、リハビリテーション基盤の整備、包括的な雇用促進、地方および国家機関の能力強化を組み合わせた、退役軍人の社会復帰に向けた体系的な支援を実施してきました。現在も、ウクライナ経済・環境・農業省および国際的パートナーと緊密に連携し、国家人道的地雷除去システムの構築を支援しています。