改修された施設で、300人以上の専門学校生が研修を開始
UNDPと日本、キーウ州およびヴィン二ツァ州でエネルギー分野人材育成センターを近代化
2026年1月8日
キーウ州、ヴィン二ツァ州|2025年12月23–24日
国連開発計画(UNDP)ウクライナ事務所は、日本政府の資金拠出のもと、キーウ州ウクラインカおよびヴィン二ツァ州に所在する職業教育機関内の2つの専門人材育成センターにおいて、技術設備の更新および施設改修を完了しました。
改修された実習施設は、多分野型の教育ハブとして運営され、職業専門高校の学生に対し、エネルギー分野で需要の高い専門職を習得するための、現代的かつ適切な学習環境を提供します。すでに300人の学生が、これらのセンターでの研修を開始しています。
基礎的な職業訓練に加え、同センターでは、特に国内避難民(IDPs)や退役軍人を対象とした短期の再訓練コースも提供されます。
これにより、受講者は短期間で新たな専門技能を習得し、円滑な就業機会の確保につなげることが可能となります。
施設は包括的な改修工事が行われ、強化プラスチック製の窓および扉の設置、換気・暖房システムの近代化、耐摩耗性床材の敷設、吊り天井の設置、省エネルギー型照明の導入が実施されました。
また、代替エネルギー教材キット、電気安全および電力品質管理シミュレーター、自動化システム、計測機器、隠蔽配線および接地施工用の専門キットなど、最新の訓練機材も導入されています。
キーウ州行政府副長官のナタリア・ハヴァチウク氏は、今回の改修の戦略的重要性について次のように述べました。「近代化された実習施設は、重要インフラ施設で働く専門人材の育成の質を向上させ、地域のエネルギー安全保障の強化につながります。UNDPおよび日本政府の継続的な支援と、質の高い職業教育の重要性を認識していただいていることに、心より感謝申し上げます。」
ヴィン二ツァ州行政府副長官のアンドリー・カヴネツ氏も、本事業の意義を強調しました。「今回改修された教育・生産実習施設により、現在500人の学生が在籍する本校の教育能力は大きく向上します。エネルギー分野および労働市場の現行ニーズに即した、熟練した電気技術者の育成が可能となりました。これは、重要インフラの安定的な運用と、ヴィン二ツァ州住民への支援に対する重要な貢献です。」
UNDPウクライナ事務所包摂的開発チーム長であるマリア・ガッツマンは、職業教育への投資がUNDPの重要な優先分野の一つであると述べています。「職業教育・訓練機関の近代化は、質の高い職業訓練へのアクセス拡大を目指すUNDPの包括的アプローチの一環です。人材育成の基盤であり、労働市場における競争力向上に不可欠です。日本政府の支援のもと、UNDPは2026年3月までに、さらに5か所の研修センターの改修を完了する予定です。」
背景
UNDPは、ウクライナにおける人材開発支援の一環として、国内避難民や退役軍人など、戦争の影響を最も受けている人々を対象に、職業訓練および再訓練を支援するとともに、職業教育・訓練機関の能力強化を進めています。
主な成果:
・40種の需要の高い職種において、1か月から6か月間の短期再訓練プログラムを実施。約1,600人が研修を修了し、そのうち1,100人以上がすでに就業を実現。
・19の職業教育機関における改修工事を完了し、さらに6機関で復旧作業を継続中。全国で100校以上の職業学校に最新設備を提供。