「人権のためのビジネスケース:政策、デュー・ディリジェンス、情報開示を通じた新たな貿易時代の構築」
ビジネスと人権年次ダイアログ
2026年1月13日
Event Details
2026年2月4日
13:00~17:00(日本時間)
国際連合大学 ウ・タント国際会議場 ※ハイブリッド開催(対面・オンライン併用)
国連「ビジネスと人権に関する指導原則(UN Guiding Principles on Business and Human Rights:UNGPs)」は、企業活動における人権尊重を国際的な基準として確立し、人権デュー・ディリジェンス(Human Rights Due Diligence:人権DD)を、人権への負の影響を特定・防止・軽減・是正するための中核的手段として位置づけています。各国政府は、国別行動計画(National Action Plans on Business and Human Rights:NAPs)を通じ、企業による責任ある事業活動の実施を制度面から後押ししてきました。
日本においても、2020年に策定されたNAPが昨年末に改定され、人権DDや非財務情報開示に対する期待は一層高まっています。さらに、日本は2023年のG7議長国として、持続可能で責任あるサプライチェーンの構築を国際的に主導し、人権尊重と貿易政策、企業競争力の接続を重要な政策課題として位置づけてきました。
本イベントは、日本政府と国連開発計画(UNDP)による「ビジネスと人権」分野の協力事業・第4期目の成果を総括するとともに、今後の連携に向けた新たな機会と方向性を展望する公開対話として開催されます。政策、企業実務、非財務情報開示、金融市場との接続といった多角的な視点から、責任あるビジネスの実践が、持続可能で強靭なグローバル・バリューチェーンの構築にどのように寄与し得るのかを議論します。
開催概要
開催日時:2026年2月4日(水)13:00~17:00
主催:国連開発計画(UNDP)、外務省
後援:グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン/一般社団法人日本経済団体連合会/経済産業省
開催形式:ハイブリッド開催(国際連合大学ウ・タント国際会議場/オンライン)
参加費:無料
使用言語:日本語(英語同時通訳あり)
参加登録:事前登録制
プログラム
13:00–13:20 開会挨拶(外務省/UNDP)
- 宇山 秀樹 外務省特命全権大使 人権担当兼国際平和貢献担当
- Marcos Neto 国連事務次長補兼UNDP政策・プログラム支援局長(ビデオメッセージ)
13:20–13:30 プロジェクト活動および成果報告(UNDP)
- 佐藤暁⼦ UNDPビジネスと⼈権プロジェクトリエゾンオフィサー
13:30–13:45 日本のビジネスと人権に関する行動計画(NAP)について(外務省)
- 西村泰子 外務省総合外交政策局人権人道課長
13:45–15:10 セッション1:NAPおよびその他の政策を通じた効果的かつ持続的な貿易関係を促進する⼿段としての責任ある事業活動
モデレーター:Livio Sarandrea UNDPビジネスと⼈権プロジェクトグローバルアドバイザー
パネリスト:
- Shahmila Shanmugam マレーシア首相府法務局上級次長
- Thales Cavalcanti Coelho ブラジル連邦検察官(ビデオメッセージ)
- Sumanta Chaudhuri インド産業連盟 国際貿易政策主席顧問(オンライン参加)
- 宮崎由佳 経済産業省 ビジネス・人権政策調整室長
- 長谷川知子 一般社団法人日本経済団体連合会 常務理事
15:10–15:20 休憩
15:20–16:50 セッション2:非財務情報開示を通じた人権デュー・ディリジェンスの推進
モデレーター:佐藤暁⼦ UNDPビジネスと⼈権プロジェクトプロジェクトリエゾンオフィサー
パネリスト:
- ⽊村武 ⽇本⽣命保険執⾏役員、PRI理事
- 永瀬隆行 住友ゴム工業株式会社 サステナビリティ経営推進本部サステナビリティ推進部長
- 福地寿江 稲畑産業株式会社 総務広報室サステナビリティ推進部課長
- 戸波朝子 富士フイルムホールディングス株式会社 ESG推進部 SVP戦略グループマネージャ―
- 田中竜介氏 ILO駐日事務所 プロジェクト・コーディネーター
16:50-17:00 閉会の挨拶(UNDP)
ハジアリッチ秀子(UNDP駐日代表)
※本イベントでは、UNDPによる調査研究
「Human Rights vs Competitiveness – A False Dilemma?」の成果紹介も行われる予定です。
本取り組みについて
UNDPは、日本政府との長年にわたるパートナーシップの下、グローバル・サプライチェーンにおける日本企業の人権デューデリジェンス実施能力の強化や、各国における責任あるビジネス政策(NAP等)の策定・実施支援に取り組んできました。
政府、企業、市民社会の間での越境的な協働と相互学習を促進することで、人権尊重を競争力、透明性、持続可能な貿易と結び付けることを目指しています。
本ダイアログでは、これまでの成果を共有するとともに、非財務情報開示や金融市場との連携を通じて、信頼性が高く、強靭で、国際的に競争力のあるバリューチェーンの構築に向けた議論を深める機会を提供いたします。
登壇者プロフィール