UNDPとJICAは、2018年6月より、TICAD(アフリカ開発会議)とアフリカ開発をテーマにした対話型イベント「AFRI CONVERSE(アフリコンバース)」を共催してまいりました。通算22回目となる今回は、大阪万博2025の会場にて、ファッションショーを取り入れた対話型イベントを開催します。テーマはアフリカ布です。
アフリコンバース2025第2回 @大阪・関西万博 織りなす文化: アフリカンテキスタイルの魅力を探る
2025年5月15日
Event Details
2025年5月25日
13:40~15:10 (日本時間)
大阪万博2025 フェスティバルステーション
本イベントは以下の概要にて実施いたします。
ガーナのケンテ布やマリの泥染め布、ナイジェリアの藍染め布など、アフリカ各地には、美しい布が数多くあります。これらアフリカ布はただ美しいだけではなく、鮮やかな色彩や豊かな模様には地域ごとの文化や歴史、メッセージといった意味がこめられ、「語る布」として長く人々に親しまれてきました。本イベントでは、その魅力と背景を“視覚と対話”(ファッションショーとトークセッション)を通じてご紹介します。
本イベントは、TICAD9(第9回アフリカ開発会議)の「アフリカと共に革新的解決を共創する」、および2025年大阪・関西万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」という国際的なビジョンと連動しています。これらの理念に呼応し、本イベントでは文化、産業、そして持続可能性をつなぐ対話の場として、日本とアフリカの新たな関係構築を目指します。かつて1960年代以降、日本の繊維産業がアフリカ市場に関わりを持ち、共に布を生み出してきました。そして今、日本とアフリカの若者たちがテキスタイルを媒介として出会い、それぞれの視点を共有しながら、文化交流と持続可能な連携の可能性を探ります。新しい世代の日本とアフリカの共創の形を、一緒に模索しませんか?
5月25日はアフリカの日です。本イベントは、この日を記念して同日・同会場で開催される「Celebrate Africa 2025〜アフリカDAY@大阪・関西万博」のプログラムの一部として実施されます。
見て、触れて、語り合う——。テキスタイルを通じて広がる創造の輪に、ぜひご参加ください。
テキスタイルが語る物語に耳を傾け、共に未来を織り上げましょう。
<プログラム内容>
13:40~13:45 アナウンス
13:45~13:50 開会の挨拶
13:50~13:57 ファッションショー「動きの中の布」(着物×アフリカンテキスタイル)
13:57~14:27 トークセッション「テキスタイルで踏み出す、アフリカへの第一歩」
14:27~14:34 ファッションショー「次世代と布」(原宿カルチャー ×アフリカンテキスタイル)
14:34~15:04 トークセッション「ファッションを社会変革の力に」
15:04~15:10 閉会の挨拶
<ファッションショー参加ブランド>
- ODASHO(小田章)
「WAFRICA(ワフリカ)」は、京都で100年以上続く老舗呉服メーカー「小田章」と、カメルーン出身のアフリカ系フランス人デザイナーの「セルジュ・ムアング氏」のコラボで生まれた着物コレクションです。アニミズム的な自然観や豊かな非言語コミュニケーションなど、日本と西アフリカの文化的類似性・親和性にインスピレーションを受けています。日本の洗練と西アフリカのエネルギーを融合させ、新たな「第三の美学」を創造しています。
- Melanger Etranger(メランジェエトランジェ)
Melanger Etranger(フランス語で「海外のものを混ぜ合わせる」という意味)は、発展途上国の伝統的な布と原宿カルチャーを融合した唯一無二のKAWAIIで世界を変えるファッションブランドです。デザイナーは青年海外協力隊でアフリカのベナンで活動し、現地の人が着る色彩豊かな「アフリカ布」に魅力されました。ロリータファッションやウェディング、スーツなど…新しいアフリカ布の表現と魅力を発信しています。
<登壇者>
- 安藤直樹 (JICA理事)
- 下城美香 (株式会社小田章)
- 上田文 (関西学院大学非常勤講師)
- 小林結花(メランジェエトランジェ代表)
- ANIEHEOBI Frances Chinwe(ナイジェリア連邦予算および経済計画省)
<トークセッションモデレーター>
- 上野修平 (JICAアフリカ部次長 計画・TICAD担当)
- 近藤千華 (UNDPアフリカ局TICAD連携専門官)
開催日時 :2025年5月25日(日)13:40~15:10 (日本時間)
開催形式 :ハイブリッド(現地参加およびオンライン参加)
対面開催場所 :大阪万博2025のフェスティバルステーション
オンライン配信:Zoom
言語 :英語、仏語、日本語(オンライン参加者向けに同時通訳サービス提供)
共催 :国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)
参加費用 :無料 ※現地での参加には、大阪・関西万博の入場チケット(別途購入)が必要です。
参加登録 :
対面でのご参加は事前登録不要で、当日そのままご来場いただけます。
オンラインでの参加をご希望の方は、下記の登録フォームよりお申し込みください。
オンライン参加用登録リンク https://undp.zoom.us/webinar/register/WN_RVzcvKILTW64BpkTZNqhpQ
アフリコンバース:
UNDPとJICAは、2018年6月からTICAD(アフリカ開発会議)とアフリカ開発をテーマにした対話型イベント「AFRI CONVERSE(アフリコンバース)」を共催しています。このイベントは、過去のTICADで取り上げられた開発課題のフォローアップと2025年に開催予定のTICAD 9に向けた議論を促進するためのものであり、国内外の多くの方々の参加が期待されています。
お問い合わせ
UNDP 近藤千華 アフリカ局TICAD連携専門官chika.kondoh@undp.org
JICA 田中遼平 アフリカ部計画・TICAD推進課 Tanaka.Ryohei@jica.go.jp