公開イベント「暴力的過激主義の影響を受けるアフリカ地域の安定と予防のための選択肢」

UNDPはJICA緒方研究所と共同で、暴力的過激主義防止(PVE)のための新たな研究成果を活用し、主要な政策立案者と実務者を一同に集めた政策対話を開催します。

2023年8月10日
Options for Stabilization
Event Details

24 8月 2023

16:00~18:00(日本時間)

ハイブリッド開催

暴力的過激主義(VE)の蔓延は、アフリカ社会全体にとって平和、安全、発展の成果に対する急迫な脅威となる多面的な現象です。アフリカではVEの拡大が後退するどころか拡大・拡散しており、2021年にはアフリカが世界のテロ死者の48%を占め、サヘルでは攻撃件数が2007年以降10倍に加速しました。アントニオ・グテーレス国連事務総長もアフリカのサヘル地域における安全保障上の緊急性を強調し、国際的な協調努力を呼びかけています。しかし、予防的で長期的な開発や暴力的過激主義の防止(PVE)に対するODAの世界的な資金援助は頭打ち、あるいは2%にまで減少しているのが現状であり、アフリカの持続的な成長を阻害しています。

UNDPは補完的な開発と証拠に基づくアプローチを推進し、暴力的過激主義の根本原因に対処する取り組みを行ってきました。PVEレポート・シリーズによって、アフリカの暴力的過激主義に至る経路と根本原因を解明し、予防的かつ根拠のあるアプローチを提供しています。この新たなエビデンスは、安全保障的介入を再評価するための強力な事例として機能し、政策立案とアフリカのエビデンス主導の活動を向上させることを目指しています。

今回の対話イベントは、上智大学人間の安全保障研究所(SIHS)後援のもと、 JICA(国際協力機構)緒方貞子平和開発研究所と国連開発計画(UNDP)が共同で主催し、アフリカとアラブ諸国における暴力的過激主義の防止と対処に向けた持続的な支援を促進するためのプラットフォームとして展開されます。政策立案者、学界、研究機関、民間セクター、非政府組織、メディアなど、日本および各国・地域の関係者が参加し、報告書から得られる情報をもとに、効果的な開発を推進する方法についての考察を行います。また、若者の才能への投資やリーダーシップ育成の可能性についても議論されます。

 


 

主な登壇者

  • 谷合正明 公明党・参議院議員  
  • アフナ・エザコンワ UNDP総裁補兼アフリカ局長
  • 峯 陽一  JICA緒方貞子平和開発研究所長  
  • ニリナ・キプラガット UNDPアフリカ地域サービスセンター平和構築アドバイザー
  • ジョルダーノ・セグネリ UNDPアラブ諸国地域ハブ ガバナンス・平和構築コーディネーター  
  • 花谷 厚 JICA緒方貞子平和開発研究所 主任研究員    
  • ファティマ・アキル NEEM財団専務理事  
  • 永井陽右 アクセプトインターナショナル CEO 

     

<開催概要>

  • 16:00~16:10 開会挨拶
  • 16:10~16:20 来賓挨拶
  • 16:20~16:35   基調講演
  • 16:35~17:20 パネルディスカッション
  • 17:20~17:40 Q&Aセッション
  • 17:40~17:50 振り返り
  • 17:50〜18:00  閉会

 

イベント開催概要

  • イベント名:暴力的過激主義の影響を受けるアフリカ地域の安定と予防のための選択肢
  • 日 時:2023年8月24日(木)16:00~18:00(日本時間)
  • 形 式:ハイブリッド(対面開催場所:国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール)
  • 参加費 :無料
  • 言 語:日本語・英語・仏語(同時通訳あり)
  • 共  催: JICA(国際協力機構)緒方貞子平和開発研究所 、国連開発計画(UNDP)
  • 後  援:上智大学人間の安全保障研究所(SIHS)

 

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お問合せ:UNDP駐日代表事務所 近藤千華(chika.kondoh@undp.org)