アフリカ×日本 金融包摂対話:デジタル金融による包摂的経済参加の推進

AFRI CONVERSE 2026 第3回

2026年7月6日
Event Details

2026年7月23日

17:30~19:00(日本時間)

国連大学 レセプションホール 2階(Zoomオンライン配信あり)

2025年8月に横浜で開催されたTICAD9では、デジタルトランスフォーメーション(DX)、民間主導の成長、そして若者主導のイノベーションが、日本とアフリカのパートナーシップを支える重要な柱として再確認されました。また、若者がイノベーションと経済変革の担い手として果たす役割の重要性も強調されました。AFRI CONVERSE 2026 #3では、これらの優先課題を踏まえ、金融包摂を日本とアフリカの共通課題として位置付け、その可能性について議論します。

金融包摂は、今日の開発と市場形成における最も重要な課題の一つです。世界では約14億人の成人が依然として銀行口座を持たず、デジタル決済へのアクセスと正規の金融サービスへのアクセスとの格差は、アフリカにおいて特に顕著です。現在、アフリカでは成人の40%がモバイルマネー口座を保有し、従来型の銀行口座保有率(38%)を上回っていますが、正式な融資を利用できる人はわずか8.9%にとどまっています。2024年には約2兆米ドル規模のデジタル決済が処理された一方で、依然として何百万人もの人々が正式な融資やその他の基礎的な金融サービスから取り残されています。さらに、デジタルリテラシーの不足、規制の断片化、長期資金へのアクセス制約といった構造的課題が、包摂的な金融システムの実現を妨げています。

こうした課題は、同時に協力の機会でもあります。日本がデジタル金融の高度化を進める一方、アフリカはモバイルマネー分野において世界をリードしており、両地域は知見の共有やパートナーシップを通じて相互に恩恵を得られる可能性を有しています。

こうした背景のもと、本対話イベントでは、フィンテックが金融包摂を単なる金融サービスへのアクセス拡大にとどめることなく、人々の経済的エンパワーメントへとどのようにつなげられるかを議論します。フィンテック企業、政策立案者、開発パートナー、学術関係者が一堂に会し、デジタル金融を通じた責任ある融資へのアクセス拡大、包摂的な金融エコシステムの強化、そして若者、女性、中小零細企業(MSMEs)をはじめとする十分なサービスを受けられていない人々の経済的機会の拡大について議論します。

本イベントでは、TICAD9のフォローアップの一環として、日本とアフリカの連携を通じて包摂的なデジタル金融ソリューションを拡大し、官民連携を強化するとともに、フィンテック・イノベーションを通じた経済参加の拡大に向けた具体的な道筋を見出すことを目指しています。


 

〈開催概要〉

  • 日時:2026年7月23日(木)17:30~19:00(日本時間)/11:30–13:00(東部アフリカ時間)
  • 共催機関:国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)
  • 開催形式:ハイブリッド開催
    対面開催場所:国連大学 レセプションホール 2階

・住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮寺前5-53-70

・マップ:https://maps.app.goo.gl/urL4FSQB4DQuBEFp6

 オンライン配信:Zoom

 ※オンライン参加をご希望の方には前日までにZoomリンクを送付いたします。

  • 参加費用:無料
  • 言語:日本語・英語・仏語(同時通訳あり)

 

〈プログラム〉

17:30 ~ 17:35 開会挨拶

17:35 ~ 17:45 祝辞

17:45 ~ 18:05 基調講演:「共通課題としての金融包摂」

18:05 ~ 18:55 パネルディスカッション:「アクセスからエンパワーメントへ:フィンテックによる金融包摂の再構想」

18:55 ~ 19:00 閉会挨拶

 


 

〈登壇者(敬称略)〉

  • 井上武 神戸大学大学院国際協力研究科 准教授
  • 小林 嶺司 株式会社HAKKI AFRICA代表取締役社長・CEO
  • 菅原鈴香 JICA 国際協力専門員
  • デボラ・クジョー Eduvora Connect 代表/株式会社太陽油化 海外事業開発担当

モデレーター:

  • レイモンド・ギルピン UNDP アフリカ局チーフエコノミスト戦略・分析・調査チーム長

     



アフリコンバース:

2018年にUNDPにより開始されたアフリカ開発会議(TICAD)関連の対話型セミナー。2020年からはUNDPとJICAが共催し、日本およびアフリカの幅広い聴衆に向けてアフリカ開発の課題やそれに対する日本および共催機関等の取り組みを発信することを目的に、四半期に一度のペースで開催しています。

2025年には、横浜で開催されたTICAD9に合わせ、広島大学、大阪・関西EXPO、TICAD9、国連大学などを会場に、多様なテーマのもとセッションを実施しました。2026年も引き続き本セミナーを通じた対話と発信を行い、第2回では沖縄を舞台に、地域課題とグローバル課題を接続する視点から議論を展開する予定です。

 


 

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