AFRI CONVERSE 2026 第2回
距離のない世界をデザインする:沖縄からアフリカへ、「誰一人取り残さない」を実現するために
2026年5月8日
Event Details
2026年5月15日
17:30 - 19:00
JICA沖縄センター 多目的ホール(Zoomオンライン配信あり)
2025年8月に横浜で開催されたTICAD9では、民間主導型の成長、デジタルトランスフォーメーション、イノベーションが日・アフリカ協力の柱として再確認されるとともに、「誰一人取り残さない(Leave No One Behind)」という理念のもと、包摂的で強靭な社会の構築の重要性が強調されました。AFRI CONVERSE 2026第2回では、この理念を「距離が生む格差」という視点から再検討します。
アフリカでは、医療は人々の生活と経済活動を支える重要な基盤である一方、医療アクセスの制約や人材不足、インフラの未整備といった課題に直面しています。特に農村部や内陸国、島嶼地域では地理的距離が大きな障壁となっており、人口の半数以上が医療施設から5km以上離れて生活し、疾病負荷の約24%を抱える一方で医療人材は世界の約3%にとどまるなど、構造的な格差が存在します。一方で、モバイル技術や遠隔医療、デジタルヘルスの進展は新たな解決策として期待されています。
こうした課題は日本においても無関係ではありません。沖縄県では離島地域を中心に医療資源が限られ、高度医療へのアクセスには本島への搬送が必要となるなど、距離が医療格差を生む要因となっています。複数の離島が限られた医療体制に依存し、年間2,000件を超える搬送が行われるなど、地理的条件が医療アクセスに直接影響しています。このような課題はアフリカと共通しており、距離を前提とした医療サービスの再設計が求められています。
こうした背景を踏まえ、本対話イベントは、医療分野におけるイノベーションと共創の可能性を探る場として企画されています。スタートアップや研究機関、政策関係者、開発パートナーが議論を行い、遠隔医療やデジタル技術を通じた医療アクセスの拡大と、日・アフリカの連携強化を目指します。
本イベントは、TICADフォローアップの一環として、日・アフリカが協働して、距離に左右されない包摂的な医療アクセスの実現に向けた具体的な連携を探ることを目的としています。
〈開催概要〉
- 日時:2026年5月15日(金)17:30~19:00(日本時間)/11:30–13:00(東部アフリカ時間)
- 共催機関:国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)
- 開催形式:ハイブリッド開催
対面開催場所:JICA沖縄センター 多目的ホール - 住所:〒901-2552 沖縄県浦添市字前田1143-1
- マップ:https://www.jica.go.jp/domestic/okinawa/office/access.html
- オンライン配信:Zoom (※オンライン参加をご希望の方には前日までにZoomリンクを送付いたします。)
- 参加費用:無料
- 言語:日本語・英語・仏語(同時通訳あり)
参加登録
〈プログラム〉
17:30 ~ 17:35 開会挨拶
17:35 ~ 17:45 祝辞
17:45 ~ 18:05 基調講演:「距離を超えても誰一人取り残さない:アフリカにおけるヘルステックの未来」
18:05 ~ 18:55 パネルディスカッション:「距離を超えた医療アクセスの再考」
18:55 ~ 19:00 閉会挨拶
〈登壇者(敬称略)〉
- 中村俊之 JICA 理事長特別補佐
- 紀谷昌彦 外務省 沖縄担当大使
- アフナ・エザコンワ UNDP 総裁補兼アフリカ局長
- 古田国之 SOIK 創業者・代表取締役CEO
- ヌデウェヌ・クレド・アデルフ・アヒス 国立大学法人琉球大学院 保健学研究科グローバルヘルス学分野 特命研究員
- 萩原明子 JICA 国際協力専門員(保健)
モデレーター:
- ヤニック ガヤマ OISTイノベーション ベンチャー・デベロップメントセクション アクセラレータープログラムリード
アフリコンバースについて
2018年にUNDPにより開始されたアフリカ開発会議(TICAD)関連の対話型セミナー。2020年からはUNDPとJICAが共催し、日本およびアフリカの幅広い聴衆に向けてアフリカ開発の課題やそれに対する日本および共催機関等の取り組みを発信することを目的に、四半期に一度のペースで開催しています。
2025年には、横浜で開催されたTICAD9に合わせ、広島大学、大阪・関西EXPO、TICAD9、国連大学などを会場に、多様なテーマのもとセッションを実施しました。2026年も引き続き本セミナーを通じた対話と発信を行い、第2回では沖縄を舞台に、地域課題とグローバル課題を接続する視点から議論を展開する予定です。