アフガニスタンについてUNDPからの声明

2021年8月24日

国連開発計画(UNDP)は、ジェンダー、宗教、民族的背景、職業、政治的信条にかかわらず、アフガニスタンのすべての人々に平和、人権の尊重、開発援助へのアクセスがもたらされるよう求める、何百万人ものアフガニスタン人や世界中の人々の呼びかけに賛同します。

アヒム・シュタイナーUNDP総裁は次のように述べています。「アフガニスタンの女性や少女の権利など、これまでの開発の成果は失われやすく、紛争、不透明感、干ばつ、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行などに続く道筋において危険にさらされる可能性があることを憂慮しています。国際社会は、アフガニスタンの人々に寄り添い、支え続ける必要があります。」

この20年間で、アフガニスタンでは平均寿命が9年延びました。UNDPが発行する人間開発報告書によると、就学年数は6年から10年に増え、一人当たりの国民総所得は2倍以上になりました。

国家機関の機能喪失によって加速された人道的・開発的緊急事態は、過去20年間にようやく手に入れた開発の成果を消し去ってしまう可能性があります。

「アフガニスタンの人々は、これまで以上に開発支援と人道支援を必要としています。私たちは、早期復興、新型コロナ対応、避難を強いられる人の増大や困窮の防止に向けた支援を継続していくことを約束します。これらの重要なニーズに応えるために、ここに留まり、支援を提供することが重要です」とシュタイナーは強調しました。