新興国AI×IT人材育成・就労支援 IMANI Hacking

株式会社 Darajapan 角田弥央

2026年6月30日
Group of students around laptops in a computer lab; a man helps at a table; banner visible in background.
Image: Imani Hacking
SDGs Entrepreneur

八千代 FUTURE IMPACT賞 

本事業は、タンザニアを中心とする新興国において、若者、特に女性が「学び」から「仕事」へ円滑に移行できない構造的課題を解決するため、実務直結型のIT教育と就業支援を一体で提供する取り組みです。オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド型ブートキャンプに加え、OJT・実案件、評価同席型の採用支援、メンタリングまでを一気通貫で伴走しています。現地主体性と民間協業を重視し、若者の安定雇用や収入向上、起業創出を通じて、教育から雇用、投資へとつながる好循環を地域に残し、同時にグローバルなIT人材不足の解決を目指しています。

Theory of Change: TOC

2026年2月現在

関連する持続可能な開発目標(SDGs)

SDG 4 SDG 5 SDG 8

長期アウトカム

若者、特に女性が学びと仕事を通じて自信と選択肢を持ち、収入や意思決定力を高めながら、自らの力で未来を切り拓いていける社会を目指す。

卒業生の安定雇用・収入増・起業創出を通じ、教育→雇用→投資の好循環を形成。女性比率を高め、家計・地域のレジリエンス向上に寄与。

  • 地域内の卒業生の安定就業率/起業継続率 
  • 卒業生世帯の所得中央値・家計ショック耐性(自己申告+追跡)
  • 女性卒業生の意思決定関与(就労継続/昇進/管理職比率) 
  • PC台数とPC利用率(環境・包摂) 

中間アウトカム

修了後1–6か月での就業・起業率と収入水準の向上、継続雇用の定着、女性比率の拡大、提携先数の増加。

就業率 92.4%、平均月収増、継続雇用率(12か月)、女性比率(受講・修了・就業)、雇用の質(正規・FT等)、提携企業/大学数(新規+継続の合計)を主要KPIとして継続測定。

アウトプット

受講・修了状況、実務経験と採用への接続、提携先の拡大、PC提供と学習環境、キャリア支援の実施状況を通じて、学びから雇用への成果と包摂性を評価。

講義・実案件と修了状況

実務経験と採用につながる取り組み各期(コホート)ごとの講義回数や実務案件の数を把握し、登録者のうちどれだけの受講者が最後まで修了できたかを確認。修了は、出席、課題の合格、最終審査の通過を条件としている。

 

実務経験と採用につながる取り組み

OJTや実案件の実施数、企業が面接や評価に同席した回数を指標とし、「学び」が実務経験や雇用につながっているかを測る。即戦力としての成長や、採用ミスマッチの減少度合いを確認している。

 

提携先(企業・大学・自治体)の広がり


連携している企業、大学、自治体の数を通じて、仕事や採用につながる仕組みがどれだけ制度として定着しているかを評価。具体的には、①協定(MOU)を結んだ数、②直近1年で実際に採用や案件実績のあるパートナー数、③年間の採用・案件数、④協定の継続率を確認している。


 

PC提供と学習環境の整備状況


再生した中古PCの提供・貸与台数や回転率、保守体制の遵守状況を把握。あわせて、学習システムの利用状況として、月間ログイン率、週あたりの学習時間、課題提出率、修了率などを確認し、端末再利用による電子廃棄物削減効果も測定。


活動

仕事に直結するカリキュラムを運営し、案件獲得や就職までを一貫して支援

  • キャリア支援(履歴書/ポートフォリオ、面接同席・評価、オンボーディング)
  • マッチング(現地就職/日本就職/オフショア受託の3ルート) 
  • 包摂支援(再生PC貸与、女性対象スカラーシップ、時間・安全配慮) 

インプット

講師やメンターによる指導体制、学習システムや教材、PCや通信環境、事業を支える運営資金、そして企業・大学・各種機関との連携

  • 人材:講師/TA/メンター、企業リレーション、運営
  • 設備/IT:LMS、教材、再生PC、会場、通信
  • 資金:受講料、配置フィー、受託収益、助成/協賛
  • 連携:企業・大学・自治体・NGO、AOTS等の産学官ネットワーク

課題と対象

  • 若年失業や不完全就業の多さ

  • 学んだスキルと仕事が結びつかないミスマッチ

  • 女性が学びや就業の機会を得にくい状況

  • PCや通信環境へのアクセス格差

  • 企業側におけるIT人材の不足

課題:

新興国では教育から雇用への移行が不安定。各国企業はIT人材獲得に苦戦し、ミスマッチが構造化。企業の品質/納期/コミュニケーション要件と、若者側の実務・ソフトスキル・端末の不足という両側のギャップが存在。

対象:

18–34歳の若者(特に女性・就労中断者・低所得層)、受入側:日系/現地IT・サービス企業、大学等