ユースからUNDPへ~ メトロピッチ in Tokyo~

UNDP対外関係・アドボカシー局長と若者団体の対話を開催

2023年11月12日

 

2023年11月1日東京ーウリカ・モデール 国連開発計画(UNDP)総裁補兼対外関係アドボカシー局長は、6組のユース (若者) 団体からそれぞれの取り組みに関する説明(ピッチ)を聴き、いかにして意味ある若者の参画とSDGs達成に向けアクションが促進されるか意見交換を行いました。 

今年は2030年を年限とする 持続可能な開発目標(SDGs)の中間点に当たり、政府、学術界、民間企業、市民社会、若者を含む様々なアクターが、残りの7年間という時間軸の中「誰一人取り残さない 」世界を実現するために努力を重ねています。日本のユース団体もゴール達成のために必要不可欠なアクターであり、グローバルおよび地域の課題に取り組むことで、SDGsの推進に貢献しています。UNDPは、その若者の活動と生の声を聴くべく、モデール局長訪日の機会に合わせて「ユースからUNDPへ~メトロピッチ in Tokyo~」を開催しました。   

日本のユースがモデール局長と偶然地下鉄で会い、一駅(5分間)を共有するという設定のもと、6組のユース団体代表が自分たちの取り組みを紹介し、モデール局長へメッセージを届けました。それぞれの団体のピッチの後は、参加者全員による対話の時間を設け、ユース団体の取り組みやメッセージに対してモデール局長が意見や見解を述べるなど、活発な意見交換が行われました。 

モデール局長は、「日本のユース団体が行っている素晴らしい活動や提案を聞き、とても刺激的な時間を過ごしました。今後も若者の潜在能力を最大限に発揮し、政策の意思決定にさらに影響を与えていく必要があります。」と感想を述べ、ユース団体の取り組みを高く評価すると共に、今後の日本の若者によるSDGs達成に対する更なる貢献への期待を述べました。 

 

Photo: UNDP

ユース団体6組によるモデール局長への具体的な提案は下のとおりです。

  • 持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(JYPS)  
    政策提言、対話、意見公募などを通じた社会変革を呼びかけるとともに、ユースの参画レベルの向上による、意味ある若者の参画に努めるJYPSの取り組みを紹介しました。 
  • G7/G20 Youth Japan
    G7/G20 Youth Japanは、、Y7/Y20(ユースサミット)の開催等を通じて、若者の代表者間での理解とネットワークを強化し、若者の視点を外交の最前線に反映させる活動を行っていること、本年開催の今年Y7 Summit 2023 Japanでは、作成した政策提言を岸田首相に手交提出したことを報告しました。
  • Climate Youth Japan(CYJ)とYoung Professionals in Foreign Policy (YPFP) Tokyoのジョイントチーム 
    日本の若者によって設立された気候変動ネットワーク型NGOのCYJと、米国を本部に外交政策リーダー育成の強化を行うYPFPは、日本で共同開催した2023年Local Conference of Youth(LCOY)の取り組みを紹介し、日本のユースの国際的な社会参画へのアクセス拡大の重要性を強調しました。 
  • ユースなんみんプラットフォーム(YRP) 
    「難民」についてさまざまな関心を持ち活動するユースが集まるYRPは、ユース主導のグローバル難民フォーラムなどを企画し、より多くのユース団体やNGO、地方自治体、企業などとの連帯強化に努めると主張しました。 
  • UNDP駐日代表事務所インターンチーム 
    UNDPインターンの縦と横のつながりの欠如を課題として、インターン間のさらなる連携強化の必要性や、将来の国連職員者の人材育成のための情報共有ウェブプラットフォームの設立を提案しました。 

 

Climate Youth Japan(CYJ)・Young Professionals in Foreign Policy (YPFP) Tokyo ジョイントチーム

Photo: UNDP

ユースなんみんプラットフォーム

Photo: UNDP

持続可能な社会に向けたジャパンユースプラットフォーム(JYPS)

Photo: UNDP

G7/G20 Youth

Photo: UNDP