ロシアによる侵攻に起因するウクライナの人権状況についての緊急討議での声明

第49回国連人権理事会にて

2022年3月4日

私は、ウクライナで行われている暴力を終わらせよという国連事務総長の呼びかけを支持します。

人々の命、尊厳、人権は守られなければならず、国際人権法、国際人道法も尊重されなければなりません。

UNDPはこれまで30年間、紛争の影響を受けた地域を含め、ウクライナの地域コミュニティと協力しながら、住民の権利の行使を支援してきました。

UNDPは今週、共同緊急アピールに基づき国連システムによる対応に加わりました。生活支援、コミュニティおよび社会の融和推進、そして緊急対応などを確実に行っていく所存です。

UNDPは、政府機関、市民社会組織、人権擁護団体、そしてウクライナ国内の人権機関であるウクライナ議会人権委員会(Ukrainian Parliament Commissioner for Human Rights)と協力して活動します。

これらのパートナーと協力し、包括的で持続可能、かつ権利に基づいた人間開発を実現するために活動を続けます。

これらの組織は今回の危機の最前線におり、ウクライナにおける人権を促進・保護し、また説明責任を果たし正義を実現するためのサポートを行う上で、重要な貢献をしています。

このような前例のない状況の中で、UNDPはウクライナの地域開発と人権促進を通じた平和構築を引き続き推進してく所存です。

ウクライナの人々に必要とされている今、国連システムは現地にとどまり、支援を届けます。

アヒム・シュタイナーUNDP総裁