すべての人に健康を。守りたい、みんなを。12月12日はユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)デー

2020年12月12日

UNDP/ADPの支援により整備されたeVINという電子ワクチン情報ネットワークを使いワクチンの管理を行う医療従事者 Photo:UNDP India

12月12日はユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)デー です。UHCとは「全ての人が適切な保健医療サービスを、必要な時に支払い可能な費用で受けられる状態」を指します。

新型コロナウイルスパンデミックは、前例のない医療危機であり、持続可能な開発のための2030アジェンダにより特定された不平等と社会の脆弱性を、より一層明らかにしました。

そして保健システムの強化と医療危機に対する準備の重要性は、ますます明白となりました。医療危機の脅威への対応強化、保健医療サービスへの公平なアクセス確保、ならびに医薬品、ワクチン、および診断ツールの公平な分配の重要性はさらに増しています。

UNDP総裁アヒム・シュタイナーと世界保健機関(WHO)のUHC親善大使である武見敬三参議院議員の共著によるJapan Times掲載の論説で、ワクチンが全ての人々に公平に行き渡るよう、各国政府は保健システム強化とユニバーサル・ヘルス・カバレッジ達成のために投資することを呼び掛けました。  

UNDPはまた、新型コロナ感染症対策として、政府や企業、アカデミア、市民社会と連携し、デジタルヘルスや保健システム強化の取組を行っています。

またUNDPはパンデミック前より、UHC推進のための医薬品・医療技術へのアクセスと提供強化のイニシアチブを、日本政府の支援により実施しています。

新規医療技術のアクセスと提供に関するパートナーシップ(Access and Delivery Partnership:ADP)

またその他の国際保健の分野、HIV、非感染性疾患(Non-communicable Diseases/NCDs)、過去にはエボラ出血熱対策などにも取り組んでいます。

全ての人を、守るため。UNDPはこれからも世界中で保健システム強化とユニバーサル・ヘルス・カバレッジ達成のために活動を続けます。