ポストコロナ時代のアフリカと人間の安全保障

TICAD8 サイドイベント

2022年8月17日

ticad8 side event on human security in africa — TICAD8 サイドイベント

Credit: UNDP Africa

Event Details

日付

23 8月 2022

時間

19:30-21:00

場所

オンライン

背景

新型コロナウイルスパンデミックとロシア・ウクライナ戦争は世界経済を揺るがし、特にアフリカをはじめとするの発展途上地域の社会・経済、金融、ガバナンスに悲惨な危機を引き起こしました。アフリカはさらに、紛争、テロ、干ばつ、強制移動などの多くの生存に対する脅威に直面しており、気候変動、デジタル格差、拡大する不平等、人権侵害などの世界的な危機は、持続可能な開発のための国連2030アジェンダの実現を妨げています。これら外因的衝撃がもたらす複合的な影響により、アフリカの人々やコミュニティの複雑で絡み合った脆弱性や不安、人間の安全保障の概念が重視する生活、生計、尊厳という人間存在の核心に対する脅威となっています。近年JICA、UNDP、AUにおいて人間の安全保障が新たな注目を集めていることをも踏まえ、アフリカにおける人間の安全保障の概念の意義、そしてアフリカの復興と強靭性強化戦略に人間の安全保障をどのように活用することができるかを改めて議論することが急務となっています。

主な議題

新型コロナウイルスやその他の脅威は、アフリカの人間の安全保障にどのように影響したか。誰の安全が最も脅かされており、それはマクロレベルの理解とどのように異なるのか。人々はどのような保護のメカニズムとエンパワメントの機会を利用していかにして自分自身の安全を確保しているのか。現在および将来の課題をよりよく理解し、アフリカの復興戦略を組み立てるために人間の安全保障のアプローチを適用することの付加価値は何か。

目的

アフリカの人々やコミュニティに対する複数の相互に関連する脅威を理解するために、人間の安全保障の視点を用いることの有効性を確認すること。危機に対する人間中心の解決策を提示するため、復興・危機管理戦略に安全保障の視点を統合するための可能性と課題について議論すること。

登壇者