【ウェビナーシリーズ】顧みられない熱帯病との戦いにおける医薬品アクセス拡大の課題

第7回「資金調達:誰が何のために支払うのか」

2022年3月10日

顧みられない熱帯病(Neglected Tropical Diseases 、略称NTDs)は、世界中で一般に「アクセスが難しい」とされる地域に暮らす人々の間でまん延しています。彼らをNTDsから守るためには、優れた医薬品を開発するだけでは十分ではなく、それらの医薬品へのアクセスを確保することが必要です。このアクセスの確保は複雑な問題であり、一つの組織だけで達成できるものではありません。

日本顧みられない熱帯病アライアンス(JAGntd)が主催するNTD連続ウェビナー第2弾では、アクセスに関するいくつかの概念的な側面を明らかにし、アクセスに関する代表的な課題を様々な観点から議論し、それらを克服する方法を考えます。また、本連続ウェビナーでは、日本のアクターたちが、こうしたアクセスの課題解決に向けてどのように貢献できるかも考えていきます。ウェビナーの概要は、JAGntdウェブサイトからご覧ください。

本ウェビナーの第7回に、UNDP職員で「新規医療技術のアクセスと提供に関するパートナーシップ(Access and Delivery Partnership:ADP)」を担当するセシリア・オーが登壇します。詳細は以下の通りです。ぜひご参加ください。

セッション7「資金調達:誰が何のために支払うのか」

セッション7では、顧みられない熱帯病(NTD)医薬品へのアクセスを拡大するための資金調達に関する課題を探ります。私たちはNTD治療薬を必要とする人々に届けるためにどれだけの資金が必要なのかを完全に把握することはできませんが、そのアクセスとデリバリーの改善に向けた資金調達の状況を理解するためのいくつかの取り組みが始まっています。これら取り組みの例として、本セッションでは、新規医療技術、アクセスと提供のための協働(Uniting Efforts for Innovation, Access and Delivery)による2020年の報告書を紹介します。NTD治療薬のアクセスとデリバリーに関する既存の戦略や資金調達のニーズを振り返ったのち、現在の資金ギャップを解決するための代替的な資金調達モデルについて考えます。


  • 【日時】3月17日(木)日本時間17時―18時
  • 【主催】日本顧みられない熱帯病アライアンス(JAGntd)
  • 【後援】グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)
  • 【登壇者】
    • - セシリア・オー氏 国連開発計画(UNDP) 「新規医療技術のアクセスと提供に関するパートナーシップ」担当
    • - ロヒット・マルパニ氏 公衆衛生コンサルタント、Unitaid理事会メンバー
  • 【使用言語】英語(日本語による同時通訳あり)
  • 【参加登録】こちらのリンクからご登録ください
  • 【参加費】無料